酔って嫌な事を忘れる
実はお暇の日、「禁」を早々と破ってお酒を飲んだ。
でも、何故かあの日は「おいしい」と思わなかったんだよね。
逆に、食事の後、無性に眠たくなって、3時間ほど眠りこけてしまい
眠りにつきながら、頭の片隅で
(あ~・・・時間がもったいないな~・・・)
って思ったのを覚えている。
鍋をつついている時に、旦那が
「嫌な事を忘れるって言いながらお酒を飲むでしょ?でも実は逆に、お酒を飲む事で嫌な事が記憶に残っちゃうんだって」
と、実に興味深いセリフを吐いた。
なるほど。
言われてみれば、近年の私の飲み方は「逃避」的ではあったなぁ、と。
面倒くさい毎日や、ブクブク太った体で生きて行く事は
忘れてしまいたい事や、どうしようもない寂しさに包まれること
だったのかもしれない。
実際は忘れる事はできないけれど
眠ってしまうことで仮想の「忘れる世界」へと逃避していたのだろう。
先日の「お酒、楽しくなかった事件」は、
私にとって、妙に新鮮な感覚で、
こんなんだったら飲まなくてもいいじゃん
って思えた貴重な体験だった。
きっと、禁酒の会で
「はじめまして!しでぶ!」
って言われたら、私はこんな話をするのでしょうね。