習慣化のコツ ~「ついで」のすすめ~
ダイエットって、結局、生活習慣の改善だから『習慣化』したらいいよって事が山のように出てくる。
「でも、1日は24時間しかないし、起きてる時間は16時間で、自由になる時間っていったら・・・くぁwせdrftgyふじこlp・・・・!」
何かを始めようとしても、こうやって壁にぶち当たる。
全然話が変わるのだけれど、以前勤めていた所に、20歳そこそこのA子ちゃん、って子がいた。
飛び抜けて綺麗なわけでもない。どちらかといえば、がっちりぽっちゃりタイプ。
無茶苦茶頭が切れるわけではないけれど、すごく気が利いていた。
私はその子が大好きだった。嫌、憧れてたのかもしれない。
自分の仕事が終わったら「何かすることないですか?いつでも言ってくださいよ!」と冗談交じりに、小まめに声をかけてくれる。
気が付けばいつも湯沸し室の流し掃除をやってくれていて「えらいな~」と毎回感心していた。もちろん、机の上もかわいく整頓されていて、持ち物も洒落ている。
(後で知ったのだが、小さい会社ではあるけれど、彼女、社長令嬢だった。)
ある日
「いつも排水口とか洗ってくれてありがとう。私は家を綺麗にするのが苦手で、ホント見習わなきゃっていつも思うよ。どうやったらあなたみたいにできるのかなぁ?」
と、一回り以上離れた彼女に教えを買おた。
すると、彼女曰く
「いやいやいや!そんなことないですよぉ~。あ~・・でも、しいて言えば、妹のおかげかな?うち、妹がむっちゃ綺麗好きで、私なんか、いつも怒られてるんです。“使ったらついでに洗いなさいよ!”って。それで・・・。ホントに台所とか、妹は使ったものはすぐ洗うんです。その周りも。なんでも。それがコツなのかな?」だそうで。
その話を聞いて「(あ。無理ぃ~~~)」と心の中でつぶやいた私だったが、その後、本日キャッチ画像の『ドイツ流 掃除の賢人』を読んだ時、彼女のその言葉がすとん、と腑に落ちた。
完璧にピカピカにしなくても、日頃から「使ったついでに軽く拭く」を繰り返すだけで、随分違ってくる。
例えば、本文中にも出てくるが、使ったケトルを、お湯を沸かした後にサッと拭く。温まっているから力を入れなくても、汚れがさっと落ちる。
例えば、朝顔を洗った後、昨日使ったバスタオルで、洗面ボール・蛇口・鏡の水滴をサッと拭く。洗面所なんてすぐ水滴がつくから無駄じゃん、と思うなかれ。その後のピカピカ度は、拭かない時に比べると断然違う。もうびっくり!だし、洗顔と掃除がセットになってるから習慣化しやすい。
何かのついでにすると、習慣化しやすい。はみがきのついでにぶくぶくうがいでほうれい線撃退!だとか、髪洗ってる間にドローイングする!だとか。
上手に「ついで」を利用して、いい習慣を身に着けよう、ってお話。